人気ロックバンド、X

 JAPANが大みそかに赤坂BLITZでカウントダウンライブを行うことが24日、分かった。この日、リーダーYOSHIKIが自らプロデュースのジュエリー発表会に出席し、明らかにした。XからX

 JAPANに改名して以来、初めてのライブハウス公演。今年3月の東京ドーム公演は3日間で15万人を動員したが、大みそかのステージキャパはその100分の1の約1500人。客席とステージは限りなく近く、伝説のプレミアライブになるのは必至だ。

 5万人収容の東京ドームを本拠地に活動してきたX

 JAPANが、カウントダウンライブの会場に選んだのは1500人規模のライブハウスだった。YOSHIKIは「もともと、ライブハウスバンドだったので初心に戻ってという気持ちです。スタッフに『(復活ライブの)東京ドーム公演をやる前にライブハウスでならしたい』と言っていたほど。やっと願いがかないました」。

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 JAPANとしては東京ドーム公演以外に、奈良・東大寺でイベントライブを行ったが、こちらも1万5000人規模の会場だった。赤坂BLITZは、ステージから最後方までが25メートル。後方でもメンバーの表情がしっかり見える。このほど、都内で行われたYOSHIKIの公開会見では、演奏がなくても1万人が集まった。それだけに、プレミアチケットになるのは必至。「目の前でドラムですね。僕も気合入っています。一番近くで見られるし、インパクトありますよね。昔の血が騒ぐというか、けがしない程度に暴れようと思ってます」。

 97年のX

 JAPAN解散後は毎年、米ロサンゼルスで年を越してきた。「実は、大みそかになると東京ドームのカウントダウンを思い出して、年越しの瞬間は、落ち着かなくて家の中を歩き回ったりしていたんです」。持病の頸椎間板(ついかんばん)ヘルニアとけんしょう炎の悪化で、今年5月にスタート予定だった世界ツアーは延期に。だが、11月22日のパリ公演を皮切りに、世界ツアーをスタートさせ、年をまたいで欧州、米国、アジア各国を回る。体調については「治療中ですが、日本やアジアのファンの顔を見たらそれで元気になりました。ファンの顔を見たらやるしかない!という気持ちになりました」。バンド原点のライブハウスで除夜の鐘を聴き、再び世界ツアーへと出発する。