女優高畑淳子(52)が、まぶたの開閉が困難になる障害「眼瞼(がんけん)下垂」を患い、7月に手術を受けていたことが7日までに分かった。当時、渡哲也(66)の妻役で出演するテレビ朝日系ドラマ「告知せず」(11月15日午後9時放送)の撮入が約2週間後に迫っていたが、高畑は「女優生命の危機」と考えて手術に踏み切ったという。放置しておくと額にしわができやすくなり、顔面の老化が進行していたからだ。

 50歳を過ぎて前兆が出始めた。首や肩のこりがひどく、倦怠(けんたい)感に悩まされた。それが、6月に収録参加したビートたけし司会の健康番組で障害と発覚。7月9日に手術を受け、目を二重に沿って切開し「古いパンツのゴムのように伸びた」(高畑)筋肉と神経を治療した。同16日に抜糸したが、左目が「出目金」のように腫れ、降板も申し入れた。しかし「こんな台本にめぐり合えることは少ない」と決意。撮影を乗り切り「役柄と同じがんで亡くなった親友の深浦加奈子さんのためにも、この作品を伝えたい」と話した。