フジテレビがネット、ドラマ、映画をメディアミックさせた新たな試みにチャレンジする。戸田恵梨香(21)主演のフジテレビ系「ライアーゲーム

 シーズン2」(火曜午後9時)のスピンオフ作品が、ネットドラマとして、11月10日のスタート前に27日からフジテレビオンデマンドで有料配信されることが14日、分かった。同局が新作コンテンツをドラマ放送前に流すのは初めて。

 主役のナオ(戸田)とアキヤマ(松田翔太=24)、ヨコヤ(鈴木一真=41)が出会う7年前を「ライアーゲーム

 エピソードゼロ」として各話90~100秒で、1話105円、全話パック735円で配信する。7年前の姿は戸田は福田麻由子(15)が、松田は古川雄大(22)が演じる。福田は「皆さんがいろいろな思いを持っていると思いますので、すごく緊張しています」。古川は「主人公の過去を表す重要なパート。ベストを尽くします」と話した。

 来春には劇場版「ライアーゲーム

 ザ・ファイナルステージ」が公開される。フジテレビのデジタル事業センター波止康雄企画統括担当部長は「フジテレビオンデマンドはドラマと連動して、スピンオフ企画を配信してきましたが、新たな試みとしてエピソードゼロという形で配信します。スピンオフをご覧いただくことで、ドラマ、映画をより楽しめる作りになっているので、ご期待下さい」と話した。

 テレビ各局は昨年のリーマンショック以降、広告出稿が激減。新たな放送外収入の道を模索している。3つのメディアを連動させることでブームアップを起こすほか、新たな収入源として注目される。

 [2009年10月15日8時29分

 紙面から]ソーシャルブックマーク