原田琥之佑(16)が9日、都内の新宿Kʼs cinemaで行われた主演映画「POCA PON ポカポン」(大塚信一監督)初日舞台あいさつに登壇「エンドロールに流れる曲が怖すぎて。初号(映画本編の第1回の試写)を見て、そこに全部、持って行かれた」と、笑いつつ訴えた。
「POCA PON ポカポン」は、今年1月に亡くなった長谷川和彦監督に師事した後、有名ラーメン店で働きながら映画を製作してきた、大塚信一監督の新作。かつての連続児童殺傷事件の影が落ちる団地で、少年と彼を見守る管理人との心の交流を描く。原田は宮下健太、尾関伸次(46)は健太を見守る団地の管理人・大楠駿一、菜葉菜が健太の母朝子、大角英夫(13)が健太の弟祐二役を、それぞれ演じた。
原田は、兄弟を演じた大角との共演を振り返り「本当に英がかわいかった」と笑みを浮かべた。どう関係性を築いたかと聞かれると「クランクインの日に、久々の英と会って、四つ葉のクローバーを2人で探している時に、ちゃんと話せて本当の兄弟みたいになれた。いまだに鮮明に覚えています」と振り返った。
大角は「ロケで、ご飯を食べに行ったり、面白いことがいっぱいあったので楽しかったです」と原田との日々を振り返った。撮影は2年前に行われ、完成した本編の初号を昨年、見たが「去年に映画を見た時に思ったのが、まず幼いなと思って。もちろん、今も演技はダメなんですけど、それ以上に演技がダメで、顔も幼くて、まだ成長しなきゃなと思いました」と感想と自己評価を口にして、照れ笑いを浮かべた。
菜葉菜は、大角に「そのままでいて!」と呼びかけた。2人と母子を演じた撮影を振り返り「琥ちゃんが言うように、現場のアイドル“英さま”が本当に無邪気で、擦れたところもなく、自由にのびのびとお芝居していた。こっちは幾ら考えて役を持って行ったところで触発、影響される、繊細で真っすぐなお芝居の琥ちゃんと、無邪気な子どもらしい英さまに挟まれ、私も引き出してもらった」と感謝した。
◆「POCA PON ポカポン」 宮下健太(原田琥之佑)は、貧しい生活、隣人の騒音。不条理な現実にいら立ちながらも、母朝子(菜葉菜)弟祐二(大角英夫)を支えようと生きる。その周りで“ポカポン”いう謎の声が鳴り響く。そんな中、健太は家族を静かに見守る団地の管理人・大楠駿一(尾関伸次)と心を通わせるようになるが、かつて世間を震撼(しんかん)させた連続児童殺傷事件の犯人が、この団地に潜んでいるといううわさが流れ始める。



