黒島結菜(29)が9日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画「未来」(瀬々敬久監督)公開記念舞台あいさつに登壇。タイトルと物語にちなみ「こんな未来になったら?」と聞かれ「何より、平和な世の中になって欲しい」と答えた。「難しいでしょうけど、一人一人が隣にいる人を大事にするだけでも世界は平和になると信じているので、世界平和ですかね」と真っすぐ前を向いた

「未来」は作家・湊かなえ氏(53)の小説の映画化作品。黒島は教師の篠宮真唯子、山﨑七海(17)は宮真唯子の教え子の佐伯章子、過去パートに出演した細田佳央太(24)は高校時代の樋口良太、近藤華(18)は森本真珠、北川景子(39)は章子の母文乃を、それぞれ演じた。

撮影から1年半が経過し、公開を迎えた。黒島は「撮影から思うと、長かったなと思うんですけど、作品を通して時間を過ごしていく中で、映画が伝えたいことを自分で再確認でき、いい時間を過ごした。この作品を通し、何か、この社会に役立つことができたら、いいなと思っています」と期待した。大事にしていきたいものについて聞かれると「自分の機嫌を自分で取れるようになること」と答えた。その上で、必要なアイテムは「おいしいご飯、温かいお風呂かな」と笑みを浮かべた。

舞台あいさつの最後には「何度も見られる作品になっていると思います。家族とか近くにいる人と、ぜひ共有して欲しい映画。1人でもいいけど、お友達、家族だったり、誘って、みんなで見て欲しい。今日、30分くらいの時間でしたけど、未来について、この社会について考える時間になったらいい。この社会に起きていることは、みんなで変えないといけない。みんなで、良い未来を作りましょう」と呼びかけた。

◆「未来」 教師の篠宮真唯子(黒島結菜)は、複雑な家庭環境で育ちながらも、祖母の期待に応えて教師になるという夢をかなえた。ある日、真唯子の教え子・佐伯章子(山﨑七海)のもとに「20年後のわたし」が差出人の、1通の手紙が届く。章子は半信半疑のまま返事を書くことで、父を亡くした悲しみや、心を閉ざした母文乃(北川景子)との孤独な日々に耐えていたが、母の新しい恋人からの暴力、壮絶ないじめ、そして信じがたい事実に追い詰められる。深い絶望の中、章子は唯一、心を通わせる友人・亜里沙と「親を殺す」という禁断の計画を立てる。そんな章子を救おうと真唯子は、残酷な現実と社会の理不尽さに押し潰されそうになりながらも手を差し伸べようとするが…。