小泉今日子(44)が主演映画「毎日かあさん」(小林聖太郎監督、11年新春公開予定)で、元夫で俳優永瀬正敏(43)と夫婦を演じることが6日、発表された。元夫婦が映画、ドラマなどの劇中で夫婦を演じるのは異例。2人は高いプロ意識から過去にとらわれることなく、戦友として手を取り合った。
企画が持ち上がったのは約2年前だった。明るく愛情深いが、毒や鋭さも併せ持つ主人公にピッタリと、まず主演の小泉の起用が決定した。主人公の夫は豪放磊落(らいらく)の一方、繊細な面も見せる設定。イメージに合うとして、すぐに永瀬の名前が挙がった。製作側は小泉の了承を得た上で、永瀬に出演を依頼。永瀬は元妻との夫婦役に驚いたものの、すぐに出演を決めたという。
2人は95年に結婚し、04年に離婚した。当時、小泉は「同志としての信頼関係や友情関係はとても深く、きっとそれは今後も一生を通じて変わらない」。永瀬も「2人の関係が悲しみに変わる再出発ではありません」とし、友人関係が続くことを強調した。今回、2人が過去にとらわれず、夫婦役を引き受けたのは、以前のままに尊敬し合い、プロの表現者として認め合っているからとみられる。
これまでの共演作は、02年日本テレビ系連続ドラマ「私立探偵
濱マイク」や07年映画「さくらん」がある。だが、今回は2人がメーンキャストで、そろってあいさつなどに立つ可能性が高い。実現すれば、95年の結婚会見以降、公の場では初のツーショットになる。
漫画家西原理恵子氏の代表作とされる同名人気コミックが原作で、映画は肝っ玉母さんを中心に家族や夫婦のきずなを温かい視点で描く。役柄の設定では、小泉と永瀬は結婚し、2児をもうけながら離婚する。
小泉は「大好きな作家、西原さんの、あの『毎日かあさん』を演じられるなんて小躍りしたい気分です。永瀬氏との共演は、時が過ぎたといいますか、同業として戦える日が来たのだとうれしく思います。いろいろあった私たちだからこそ、できることがあるはずです」。永瀬は「以前から『いつかまた同じ現場に立てるといいね』と彼女と話していたことが、このすてきな物語で実現することをうれしく思っています」。戦友として手を携え、作品に挑む決意をあらたにしている。8月中旬に撮影開始。
[2010年7月7日8時38分
紙面から]ソーシャルブックマーク




