NHKの人気アナウンサー住吉美紀アナウンサー(37)が3月末でNHKを正式に退社し、今日4月1日からノースプロダクション(旧イーストプロダクション)に所属することが3月31日、分かった。深夜に更新された同事務所のホームページで発表された。

 同事務所には、元NHKの宮本隆治アナと元日本テレビの福沢朗アナらが所属しており、住吉アナは両アナの後輩になる。関係者によると、住吉アナは、これまで、周囲に執筆活動やドキュメンタリーなどで時間をかけた撮影や取材活動への意欲を語っていたとされる。今後、本格的に準備を進め、秋にも民放の番組に出演するとみられる。

 関係者によると、住吉アナは数年前から退社を意識し、今年に入ってから辞表提出を決意したとされる。辞表は最近になって正式に受理されたようだ。退社は、商社に勤務していた父が50代で亡くなり、人には与えられた時間が限られていると感じたことがきっかけ。気力と体力のある間に、さまざまなことに挑戦しなければと考えたようだ。さらに、カナダで独り暮らししている母と会う時間をつくりたいという気持ちも強かったという。

 ノースプロダクションは、今日1日付で、宮本、福沢両アナが所属するイーストプロダクションと、タレント薬丸裕英や野球解説者槙原寛己氏らが所属するスリーシーズンが統合して設立された事務所という。

 ◆住吉美紀(すみよし・みき)1973年(昭48)4月5日、神奈川県生まれ。国際基督教大卒業後、96年にNHK入局。福島、仙台を経て東京に。07年には紅白歌合戦の総合司会も務めた。担当番組は「スタジオパークからこんにちは」「アートエンターテインメント

 迷宮美術館」「プロフェッショナル

 仕事の流儀」などを担当し、取材した縁でマリナーズのイチローと親交も。血液型A。