21日に乳がんのため亡くなった元キャンディーズでスーちゃんの愛称で親しまれた女優の田中好子さん(享年55)の通夜が24日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。今日25日には同所で葬儀、告別式が営まれる。
遺影の田中さんは、ほほ笑んでいた。2、3年前に宣伝材料として撮られた写真だった。毎年、田中さんの絵で卓上カレンダーを作っており、来年のために使用するはずだった。黒い服に、左胸にコサージュを付けている田中さんを、祭壇の花が取り囲んだ。
祭壇のデザインは、田中さんが出演した映画「黒い雨」の美術監督の稲垣尚夫さん(54)が担当した。「勝手な解釈ですが、しんみりした感じにはしたくなかったので、ショーステージの階段をイメージしてかわいく華やかにしました」。同映画を指揮し、田中さんを大人の女優に成長させた故今村昌平監督の葬儀で、田中さんは「こういうときに笑っちゃいけないのかしら」と話したという。そのことも、デザインのアイデアにつながった。
集められるだけの花をかき集め祭壇は洋花で統一。「怒られてもいいくらいの色づかい」と明るいイメージを強調し、柱のライティングも、キャンディーズ時代のスーちゃんのイメージカラーの青を使ったという。




