体調不良のため約1年4カ月休養していた演歌歌手大江裕(22)が7日、都内で、復帰会見と4枚目となる新曲「ふる里はいま…」(28日発売)のヒット祈願を行った。

 大江は、10年11月のステージ上で突然過呼吸が襲い、あまりの苦しさから、そのまま救急車で運ばれた。医師からはパニック障害と診断され、休養を余儀なくされた。

 自宅療養から少しずつ回復をみせた大江は、所属事務所で電話番などでリハビリを重ね、昨年は、師匠でもある北島三郎(75)の「芸道50周年記念

 北島三郎特別公演」で約2カ月間、付き人を務めてきた。

 大江は「僕は北島先生に申し訳ございませんと謝ったんです。そしたら北島先生は大丈夫だよ、ゆっくりしていいんだよと頭をさすってくれたんです」と振り返った。

 その後、付き人を経験して再び歌いたくなった大江を見た北島はレコーディングを持ち掛け、2月からスタジオに入った。「レコーディングには北島先生も来てくれましたし、歌も教えてくれたんです」。

 大江は「これからまた1歩1歩、北島先生に1歩でも近づけるよう精進してまいります」と話した。デビューした新人に戻ったつもりで一からのスタートを誓った。