体調不良で休演していた歌舞伎俳優片岡仁左衛門(68)が23日、東京・新橋演舞場「顔見世大歌舞伎」で22日ぶりに復帰した。1日の初日に「双蝶々曲輪日記」の南方十次兵衛、「熊谷陣屋」の直実を演じたが、体調が悪化し2日から休演した。この日は元気な姿をみせ、「松嶋屋!」の掛け声が飛んだ。仁左衛門は「楽しみにしてくださったお客様にご迷惑をおかけし、申し訳なく思います。千秋楽(25日)まで精いっぱい、舞台をつとめて参ります」。30日からの京都・南座「顔見世興行」には出演する予定。