歌舞伎俳優市川猿翁(73)が25日、福岡・博多座で上演中の「2代目市川猿翁・4代目市川猿之助・9代目市川中車襲名披露」のカーテンコールにサプライズ出演し、満員の観客を喜ばせた。
24日夜の部に続き、突然の登場だった。猿翁は24日夕方に福岡入り。同日午後8時半すぎの「義経千本桜」幕切れ後、鳴りやまない拍手の中、猿翁は忠信役の猿之助に続いて登場した。観客は総立ちで拍手を送り、3度、4度とカーテンコールが続き、着替えていた長男中車も呼び込まれた。
猿翁は今年1月に大阪・松竹座の襲名公演中に風邪で休演し、同月下旬から都内の病院に入院。3月28日の歌舞伎座開場の手打ち式には病院から駆け付けた。5月30日に退院し、博多座公演の「口上」「楼門五三桐」に出演予定だったが、体調不良で休演が続いた。今日26日が千秋楽のため「姿だけでも」と急きょ福岡入りし、5カ月ぶりにファンの前に姿を見せた。年末の京都・南座の顔見世「襲名披露」で復活を目指す。




