近藤真彦(49)が24年ぶりにミュージカルに出演した「ドリームボーイズ

 JET」が5日、東京・帝国劇場で開幕した。昨年から内容を一新し、近藤のレーサー人生を題材にした作品に生まれ変わった。特別出演の近藤はレーシングチームのオーナーを演じる。冒頭から「スニーカーぶる~す」などヒット曲を次々と披露。計13曲を歌った。舞台初主演のKis-My-Ft2玉森裕太(23)らを中心に楽曲でもステージをマッチ色に染めた。

 初心に帰って臨んだ。「高さ3メートル以上はダメ」という高所恐怖症ながら、ラストは高さ10メートルの位置で歌う体当たりのパフォーマンス。公演に向け酒量を控えるなど節制にも努めた。「24年のブランクがあるから新人になったつもり。後輩がこういう先輩になれるようにと思うような仕事をしないといけない」。ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(81)によると、開幕前日と開幕日は一番乗りで楽屋入りしていたという。

 帝劇のステージは81年にレコード大賞新人賞を受賞して以来。「おふくろが内緒で来てくれて、ちょっと泣いたことを思い出しました」。小学生のジャニーズJrがいる今回のミュージカル。「おじさん」呼ばわりされることも辞さないが「六本木じゃ呼ばせない。おじさんはこの場限定だよ」。

 来年は芸能生活35周年。50歳を迎える。「まだまだチャレンジしないといけない。後輩のパワーに刺激を受け、エネルギーを吸収しないと」。挑戦は続いていく。