演歌歌手北山たけし(39)が13日、新潟・西川町で行われた「越後にしかわ時代激まつり」に出演した。かつらをかぶって代官になりきり、馬に乗って区内1・5キロを練り歩いた。騎乗したのは思わぬ「名馬」だった。94年にナリタブライアンが制したG1皐月賞で、9番人気ながら2着に食い込んだ芦毛(あしげ)のサクラスーパーオー(牡22歳)。人間でいえば約80歳で現在は「ハピネス」という名前で地元の乗馬クラブに所属している。

 北山は「師匠(馬主としても知られる北島三郎)の馬でも、まだG1・2着に入ってないのに、僕が先にこんな強い馬に乗れるなんて」と感激の様子。「個人としても演歌界でG1制覇を狙いたい」と言い、新曲「白夜の狼」を披露して、5000人から歓声を浴びた。

 北山の奥方役で歌手永井みゆき(38)が、娘役で歌手杜このみ(24)が登場。北山は「こんなかわいい娘がほしいです」と笑った。【横山慧】