女優綾瀬はるか(29)が、「30歳処女」役に挑戦することが22日、分かった。10月放送開始の日本テレビ系連続ドラマ「今日は会社休みます。(仮題)」(水曜午後10時)で主演することが決まった。

 原作は、月刊誌「Cocohana」で連載中の少女漫画。綾瀬が演じる主人公は、恋愛経験皆無、彼氏いない歴=年齢、という地味なOL青石花笑(はなえ)。30歳の誕生日に9歳年下のイケイケ大学生と成り行きで飲むことになり、一夜を共にし「初体験」してしまう。そのまま交際を始めるも遊園地デートやお泊まりなど、何もかも初めてなので試行錯誤の日々。さらに、商社の最高経営責任者(CEO)を務める別のモテ男からもプロポーズされ、三角関係にも発展していくというストーリーだ。

 同局の櫨山裕子プロデューサーは「不器用な恋物語で、綾瀬さんにぴったりの原作です」と起用理由を説明。「少し大人になった、それでも変わらない彼女の魅力を最大限に引き出すべく頑張ります」とした。

 30歳処女という一風変わった役について、綾瀬は「恋の話だけじゃなく、何か失敗をして臆病になってしまうことってあると思うんです」と親近感を口にする。撮影は9月ごろ始まる予定で「恋するときめきによって前に進みはじめた花笑さんの冒険を、毎週ドキドキしながら見ていただきたいですし、臆病な自分の殻を破るきっかけになるような、恋するきっかけになるようなドラマになれば幸せです」と話している。