女優深田恭子(31)が、初の弁護士役に挑む。TBS系連続ドラマ「女はそれを許さない」(10月21日スタート、火曜午後10時)に主演することが1日、分かった。民放の連ドラ出演は6年ぶりとなる女優寺島しのぶ(41)と初共演。アラサー女性とアラフォー女性が弁護士として、女性として、幸せを模索していく姿が描かれる。深田は「毎週胸のすくようなドラマをお届けしたいと思っております」と意気込んでいる。

 深田は自信を喪失したペーパー弁護士、岩崎麗を演じる。弁護士資格はあるものの初裁判で大失態を犯したトラウマで、1人で法廷に立てなくなった。一方、寺島は超敏腕の一流弁護士としてセレブ生活を送っていたが、勝利にこだわるあまりグレーな手法を用い、活動資格を失った海老沢凛香を演じる。

 

 互いに1人で法廷に立てない2人が協力し、マタニティーハラスメント(妊娠・出産をめぐる嫌がらせ)、結婚詐欺など主に女性問題に立ち向かう。性格もそれぞれマイペースとドライ。正反対の2人のセリフの掛け合いも魅力だ。

 深田は「弱きを助け、依頼人の再チャレンジに手を差し伸べていく主人公、麗を演じられることを楽しみにしています」。テレビ朝日系「四つの嘘」(08年)以来の民放連ドラ出演となる寺島は、自身の役について「したたかに頭を使って生きている人だと思います。こういう人ほど、ふとした隙間にそこはかとない孤独な風が吹いているのかとも思っております」とコメントした。弁護士ものドラマでは珍しく、女性2人を中心に物語が展開。浅野敦也プロデューサーは「すべての女性の応援歌になっている」と話した。