ストレスによる免疫力低下のため、2010年(平22)10月から活動を休止してきた歌手中森明菜(49)が、来年1月、約4年3カ月ぶりに復活することが5日、分かった。約5年4カ月ぶりにシングルCDをリリースすることが決定し、現在、米国内で極秘レコーディング中。テレビ出演も念頭に体調を整えている。

 明菜がよみがえる。関係者によると、米国に滞在中の明菜は生き生きとし、レコーディングを続けているという。年内完成予定のシングルは来年1月21日にリリースされる。タイトルはスペイン語「Rojo

 -Tierra-」に決定している。「Rojo(ロホ)」は「赤」、サブタイトルの「Tierra」は「大地」を意味しており、アフリカサウンドのダンスミュージックになるという。

 シングル発表は09年「DIVA

 Single

 Version」以来5年4カ月ぶり。関係者は「ボーカルを前面に出した情熱的な作品になる」と話している。

 10年に無期限活動休止を発表して以来、入退院を繰り返していたが、歌への強い情熱は失っていなかった。今年6月下旬、ベストアルバムのボーナストラックとして収めた4年ぶりの新曲「SWEET

 RAIN」と、カバー2曲をレコーディングしていた。しかし体調は万全とはいかず、同アルバムが8月に発表された際、テレビ出演することはなく、「声だけの復帰」だった。

 一方で、明菜本人は本格復帰への手応えをつかんでいた。制作担当者は「独特な明菜ボイスは健在で、ベストアルバムも2枚で25万枚以上売れた上に待望のシングル発売で本人のやる気は相当なもの」と証言する。明菜はシングル発売前のテレビ出演も念頭に体調管理に努めているという。

 シングルに続き新カバーアルバム「歌姫4

 -My

 Eggs

 Benedict-」も1月28日に発売される。コンセプトは「ラブソング」。明菜は「70年代後半から、2000年代の名曲の中から、私の心の中に残っている作品を選んだ」と話しており、収録する全11~12曲を新たに収録しているという。シングルも含め、レコーディング期間は4カ月以上。明菜はジャケット制作にも取り組んでいるという。