劇作家で俳優の宅間孝行(42)が主宰する東京セレソンデラックスの解散公演「笑う巨塔」が来年5月25日から映画館で上映されることが25日、分かった。
10月から解散公演「笑う巨塔」が全国巡演中だが、解散舞台を映像化し、松竹系の映画館で上映することになった。宅間は「演劇というと敷居が高いとかアレルギーを持つ人が多いが、そういうものを一掃するエンターテインメントを作ってきた」と振り返りながら「舞台の入場料は高いので安い映画の形でたくさんの人に見てもらうことができてうれしい」と話した。
「笑う巨塔」は病院を舞台にしたシチュエーションコメディー。宅間のほか、斎藤工、芦名星、金田明夫が出演している。宅間は「映画館でやる以上、責任を持って編集し、ほかの映画と勝負できるものにする」としており、「ライブの舞台では分からないこと、例えば、役者はこんな表情をしていたのか、こんなことがあったのかという新しい発見がある、舞台を見た人も楽しめるものにしたい」と構想をめぐらせている。
宅間は97年に東京セレソンを旗揚げし、01年に東京セレソンデラックスと改名した。作・演出も手掛け、「歌姫」「夕~ゆう~」「流れ星」「くちづけ」「わらいのまち」など話題作を全国で上演した。「わらい-」は3万2000人を動員、「歌姫」は連続ドラマにもなった。活動の幅を広げるため解散を決意した。
上映初日の5月25日から宅間が脚本・出演する映画「くちづけ」(堤幸彦監督)も東映系で公開される。セレソンの人気作の映画化で、貫地谷しほり、竹中直人が出演する。「どうせなら、同じ日に公開できればと思っていた。作者冥利(みょうり)に尽きます」と偶然を喜んだ。【林尚之】




