プレミアリーグが8日に開幕し、欧州に本格的な15-16年シーズンがやって来ました。個人的に8月の欧州でとても楽しみにしている試合があります。欧州リーグ最終予選、MF香川真司のいるドルトムント(ドイツ)とオッド・グレーンラン(ノルウェー)の一戦。本戦出場をかけ20日に第1戦、27日に第2戦が行われることになっています。

 香川も気になりますが、相手の背番号11が楽しみです。ノルウェーのクラブの看板選手、その名はフローデ・ヨンセン。かつてJリーグの名古屋と清水で活躍した長身FW。41歳ですが、点取り屋として堂々とプレーしています。

 名古屋を担当していたころに何度も取材させてもらいました。人として、男として、ああなりたいと思わせるような存在でした。誰からも好かれ、後輩からも慕われていました。

 こんな私でも自分のことくらいは分かります。フローデのような彫りの深いイケメンでスラリとした格好いい男になるのは無理だとすぐにあきらめました。せめてまねしたいと思ったのが、軽やかな振る舞い。練習のためクラブハウスにやって来て、帰っていく姿をチェックしているととにかく荷物が少ないのです。小さなバッグを小脇に抱えているだけでした。

 1度何が入っているのか見せてもらったことがあります。身だしなみを整える小さなボトルに入ったグッズと財布くらい。当時、パソコンやカメラ、資料がドッサリ入った大きなバッグを転がしていた私を見て「荷物が多くちゃダメなんだよ」とさわやかに指摘されたのも、懐かしい思い出です。

 あれから7年近くが経過しましたが、いまだに現役。13年には39歳でノルウェー代表に復帰するなど、同国のレジェンドとしてキャリアを積み重ねています。ここ数試合は足のけがもあって欠場が続いていますが、ぜひドルトムント戦で復帰して雄姿を披露してもらいたいものです。

 ◆八反誠(はったん・まこと)1975年(昭50)岐阜県生まれ。98年入社。名古屋でアマチュア野球や一般スポーツを担当し、06年からサッカー担当に。途中、プロ野球中日担当も兼務。14年1月から東京勤務。日本協会と横浜を担当。