日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(62)が猛烈ゲキをとばした。13日、千葉県内で実施された国内組だけの1泊2日の短期合宿を打ち上げた。前日12日の夜には欧州チャンピオンズリーグ(CL)の映像を見せながら「Jリーグのレベルには満足していない。これでは私の理想のサッカーはできない」などと力説。世界に勝つために、さらなる成長を訴えかけた。

 宿舎ホテルの一室に、ハリルホジッチ監督の声が響いた。前夜9時ごろから始まったミーティング。興奮した様子で、こうまくし立てたという。

 「今のJリーグのレベルには全然、満足していない。このままでは、私の理想のサッカーはできない。まだまだ甘いし、もっと良くなれるはずだ。常日頃から意識していないと成長できないし、W杯では勝てない。世界基準でやるんだ」

 1泊2日の今合宿には、国内組の28選手を招集。夕食後に約90分間も「Jリーグ組」の甘さを指摘した。欧州CL準決勝第1戦のバルセロナ-Bミュンヘンの映像を見せながら「このレベルをスタンダードにしろ!」と要求。球際の激しさ、攻守の切り替え、さらには試合終盤まで落ちない運動量。それらを身に付けるように力説した。さらに理想を追求するために必要な体脂肪率が基準値を満たしていない8選手を個別に呼んで、話し合いまでした。

 厳格な同監督の思いは、選手に伝わった。初招集のDF丹羽は「クラブに帰ってからが大事になる。監督は常に目を光らせているから、代表の誇りを持って、常に高い意識でやらないといけない」。W杯経験者のMF今野も「世界のスタンダードに近づくために、何をしないといけないかを言われた。ダメならもう(代表に)呼ばれない雰囲気が伝わってきた」と話した。

 短期合宿最終日のこの日は、午前中に報道陣もシャットアウトして試合形式のミニゲーム(10分×2本)を実施。午後の練習後には、全選手、スタッフで円陣を組み「ロシア(W杯)に行くぞ!」と結束した。6月からはW杯アジア2次予選がスタート。ハリルジャパンが、世界を驚かせる航海に乗り出す。【益子浩一】