かつてなでしこリーグの東京電力に所属したDF鮫島彩(28=INAC神戸)が、東京電力福島第1原発事故の対応拠点となっているサッカー施設「Jヴィレッジ」で再びサッカーができることを願った。

 「なでしこジャパン」候補の沖縄合宿6日目となる18日の練習後、「Jヴィレッジ」が20年東京五輪のサッカー男女日本代表の事前合宿場所として濃厚となったとの報道を受け、「あの場所でいろんな人がサッカーできるようになればうれしい」と語った。

 施設は震災、原発事故で活動が不可能になり11年9月に休部になった「東京電力マリーゼ」が活動していた場所。東京五輪を目指すかは別の話とした上で、「自分もあそこに立てたらいい」と話した。

 福島第1原発から半径約20キロ圏内に位置するJヴィレッジは、18年7月にサッカー施設として一部再開し、19年4月には全面再開の予定となっている。