U-18(18歳以下)日本代表のMF郷家友太(17=青森山田高)が、海外経験を積んで先輩の後を追う。4日、同代表のスペイン遠征のため成田空港から出発。同世代のベルギーやスペインなどの代表と対戦する国際親善大会はラスパルマスで開催され、高校の先輩であるMF柴崎岳(24)が移籍したテネリフェと同じスペイン領カナリア諸島にある。2つの都市は隣島で、見に来てほしいかと聞かれた郷家は「それは緊張するので」と照れ笑いした。

 1月の高校選手権では持ち味であるロングスローを積極的に使って初優勝し“柴崎超え”を達成した。まだ背中は遠いが「(青森)山田からでもやれることを証明してくれた。追い越したい」と夢を語った。2年後のU-20W杯を目指すチームにとって今遠征が本格的な活動スタート。郷家はロングスローを封印するつもりで「ヘディングで得点を取りたい」とゴールで名を上げることを誓った。

 ◆郷家友太(ごうけ・ゆうた)1999年(平11)6月10日、宮城県多賀城市生まれ。多賀城中3年時に青森山田中に転校。所属していた仙台ジュニアユースからユースへの昇格を断り、青森山田高へ進学。183センチ、70キロ。