名古屋は2日、愛知・豊田市でチーム統括部ゼネラルマネジャー(GM)補佐への就任が決まっていた小倉隆史氏(41)の会見を開いた。

 小倉GM補佐は92~99年まで名古屋に在籍。レンタル移籍したオランダ2部エクセルシオールでは得点王になるなど、左足での強烈なシュートが持ち味で日本代表FWとしても活躍した。今回が16年ぶりの古巣復帰となる。

 久米一正社長兼GMとともに会見場に入った小倉GM補佐は「グランパスには現役時代から多くのサポートをしていただき、いつか恩返しがしたいと思っていました。でもまさかこんな形で」と笑顔を見せていた。また「(久米社長に)いろいろな相談、アドバイスを頂きながら、グランパスレッドの赤が色濃く、魅力的に映るように頑張っていきたい」と抱負を語った。

 久米社長も「(名古屋)創成期のユニホームに袖を通し、赤い血が流れた人。元気と笑顔を持って、長期にわたってグランパスの構造改革をしてほしい」と期待を寄せていた。