川崎FのエースFW大久保嘉人(32)が、得点ランクトップに並ぶ今季10点目を挙げた。3年連続の2ケタ得点は「コロコロPK」で決めた。0-1で迎えた湘南戦の後半15分。中央突破を図った途中出場のMF中村が倒されてPKを獲得。ガッツポーズで気迫を前面に出した中村の闘志にエースが燃えた。
「その前の憲剛さんの動きが素晴らしかった。PKには自信があるし、1点取ったなと思った」。相手GKの動きとは逆方向に、右足で緩い球を蹴った。大胆なコロコロ弾道で「いつもPKはこれですから。(2ケタ到達は)何とも思わないです。当たり前かな」と、さらりと答えて、2年連続得点王の風格を漂わせた。
W杯ロシア大会アジア2次予選シンガポール戦(16日)の日本代表には選出されなかったが、「あくまでも3年後だし何の焦りもない。自分はやり続けることだけ。あくまで通過点だから」と前を向く。前節5月30日の清水戦に2-5と惨敗した後は「各自が、おれがやってやるんだ、の気持ちを持つべき」と熱い思いをチームに注入した。ロスタイムでの劇的勝利に「勝てたことが一番」と話していた。【岩田千代巳】
▼J1年間2桁得点 川崎Fの大久保が3年連続7度目のシーズン2桁得点を達成。J1で7度の年間10ゴール以上は、FW前田遼一(東京)とFWエジミウソン(東京)と並び歴代3位タイとなった。最多回数は9度で、FW佐藤寿人(広島)とFWマルキーニョス(神戸)が記録。



