仙台のDF鎌田次郎(29)が13日、約1カ月半ぶりに実戦復帰した。チームはこの日、紫山練習場で練習試合(45分×2本)を行い、2-0で快勝。仙台ユースとの1本目はFW金園が、仙台大との2本目はMF野沢がいずれも頭で1点ずつ奪い、2本目から出場の鎌田はセンターバック左で完封勝ちに貢献した。

 久々のピッチで鎌田が躍動した。2本目のスタートから定位置に入り「前の選手を動かしてあげられる声掛けができれば」と積極的にコーチングしながら守備を締め、45分間プレーした。5月2日のリーグ第9節広島戦で右大腿(だいたい)二頭筋の肉離れを起こして以来の実戦だったが「スプリントできたことも確認できたし、違和感なくできた」と手応えを口にした。

 渡辺監督も「次郎の良さをたくさん見せてくれた」と期待通りのプレーに目を細めた。「全体のバランスを整えた守備をし、フィードだったり(ボールを)奪い切るといった強み、攻撃の起点となる効果的なパスも出していた」と絶大な信頼を寄せる。20日にはアウェーG大阪戦が待つ。鎌田は「もしかしてガンバ戦でいきなり先発もあるかもしれない。そう思って準備していく。勝たないと上には行けない。第2ステージへつながる終盤にしたい」。復帰後即戦力の活躍を誓う鎌田の復活で、鉄壁をさらに強固なものにする。【成田光季】