第2ステージ4位の鹿島がステージも年間も最下位の清水に勝てなかった。4連敗中だった清水は敵地で粘り、勝ち点を手にした。

 前半はホーム鹿島が主導権を握った。8分、FW赤崎がカウンターからドリブルで持ち上がる。右にフリーのMF土居もいた状況で自らシュートを放ったが、ゴール左に外れた。43分には右クロスにMF金崎が頭で合わせたが、枠の左に外した。清水も27分、FWウタカのパスを受けてFW大前がペナルティーエリア手前からシュートを打つもGKに阻まれた。前半は両軍無得点で折り返した。

 後半も鹿島が最初のチャンスを得た。11分、CKのこぼれ球をMF遠藤がダイレクトボレー。左足でうまくとらえ、GKが飛び出して不在のゴールの枠をとらえたが、ライン上にいた相手選手にクリアされた。

 第1ステージ開幕戦で敗れた(1-3)相手で、現在最下位の清水戦。負けられない鹿島は24分、右CKの折り返しに土居が頭から飛び込んだが、空振り。さらに26分、主将のMF小笠原がまさかのPK失敗で、得点を奪えなかった。

 左への横っ跳びで止めたGK杉山は両腕を広げてほえ、PKを取られたDFヨンアピンは抱きついて喜んだ。その後、途中出場のMF石毛が右のコーナーポスト直撃シュートを放って少ない好機を生かすべく反撃したが、こちらもゴールを割ることができなかった。

 このまま試合終了し、鹿島は勝ち点3を奪えなかった。清水は5試合ぶりの勝ち点で連敗を4で止めた。