G大阪が3年ぶりに2点差をひっくり返された。敵地の名古屋戦は逆転負けを喫した。MF大森晃太郎(23)、FWパトリック(27)のゴールで2点先制しながらも、後半立て続けに3失点。12年5月25日鳥栖戦(万博)以来の屈辱を味わった。

 ひたむきさが足りなかった。2-2の後半36分、中盤のパスミスから逆転を許した。2点先制した前半30分以降、一向に空気が締まらない。長谷川健太監督(49)は「気の抜けたプレーが多かった。名古屋の選手の一生懸命さを見習わないと」。この言葉に全てが表れていた。

 健太サッカーの肝は「前線からの守備」。相手の日本代表MF永井とFW川又は、献身的な守備を見せていた。指揮官は、2トップのFW宇佐美とパトリックを名指しして「永井、川又はあれだけ走っている。パトと宇佐美も苦しいときにチームを助けるような動きが必要」。今季最多の3失点の原因の1つに、FW陣の運動量を指摘した。

 さらに、宇佐美を後半24分と早い段階で交代させた。「点を取ってやろうという気持ちはあったと思うが、後ろを助ける気持ちが欲しかった。連戦もあるし、判断は間違っていない」。対してエースは「もう少し前でやれれば良かった」と攻撃へのこだわりをにじませ、両者のイメージは現時点でかみ合っていないようだ。

 これで、首位浦和とは勝ち点10差に広がった。MF遠藤は「残り15試合全部勝つつもりで、最後には逆転したい」。年間王者を目指すため、この悔しい一戦を教訓にする。【小杉舞】