仙台の延岡キャンプも6日目に入り、ちょうど折り返し地点に入った9日、チームはジョギングやストレッチなど軽めの調整に終始した。左足首負傷で別メニューだったルーキーDF常田克人(18)が、この日は“本格合流”。入団後初めて先輩らと一緒に汗を流し、プロを実感した。

 187センチの長身を誇る常田は、左利きの大型センターバックとして、将来を嘱望される新人だ。完全合流にはもう少し時間がかかりそうだが「早くみんなとボールを蹴りたい」一心で、黙々とリハビリに励んできた。リカバリーのみだったこの日も午後は「『ターザン』いってきます!」と元気いっぱい。トレーナーらに付き合ってもらい、宿舎近くのジム「ターザン」で自転車こぎなどのトレーニングをするのが日課だ。

 常田は「同じCBの人たちには負けたくない。じゃないと日本代表になれないんで。いろんな選手のプレーを盗みサッカーを勉強して、いつか日の丸をつけたいって思ってます」と夢を描く。将来の日本代表を目標に掲げ、仙台からビッグな選手を目指していく。【成田光季】