鼻骨を骨折しているJ2札幌MF宮沢裕樹(26)が9日、フェースガード着用で札幌ドームサブグラウンドでの練習に復帰した。

 7日の練習中に鼻を強打。検査の結果、骨折と判明した。患部を防護しての出場は可能で、13日の次節長崎戦(札幌ドーム)に向け「試合に絡めるよう準備していく」と気を引き締めた。

 雨の中、黒いガードで鼻周りを覆い、約1時間半、汗を流した。まだ試作品だが「怖さはない。視野が狭いところは試合までに削ってもらう」と、微調整しながらフィット感を上げる。

 左ふくらはぎ肉離れ、鼻骨骨折と続き、欠場した2戦でチームは1分け1敗5失点。連勝は6で止まり、10戦ぶりに黒星も喫した。「いつか負けることはあるし、今大事なのは連敗しないこと」。主将が体を張って、3試合ぶりの勝利に導く。