ショックは大きかった。後半43分。PKでダメ押しの2失点目を喫した直後、浦和GK西川はボールを拾って再開を急いだが、周囲はすぐには動けなかった。悔しさ。失望感。「気持ちは分かるけど、次につなげるためにも、1点でも返したかった」という守護神の思いもむなしく、ペトロビッチ体制では初の3試合連続の無得点で敗れた。

 攻守の早い切り替えで、前半から敵陣に相手を押し込んだ。最終ラインの選手が相手のプレスをかいくぐり、縦パスで速攻につなげる戦術も事前の練習通りに形になった。西川は「やるべきことはできていた」と振り返った。しかし、ボールの失い方が悪くなったところをつかれ、カウンター攻撃を受けて被弾した。

 ACLで決勝トーナメントに進出した浦和は他クラブよりリーグ戦消化が遅れている。そのため鹿島戦を皮切りにG大阪、広島、東京、神戸と、中2~3日での5連戦。流れに乗るためにも勝ちたかった。しかし鹿島にリーグ戦では12試合ぶりの敗戦。首位川崎Fとの勝ち点差は7に広がった。攻守が目まぐるしく入れ替わり、球際の激しい好内容の一戦になったが、浦和には痛い黒星となった。