青森山田高サッカー部MF高橋壱晟(3年=18)のJ2千葉への来季加入がこのほど内定した。高橋は昨年度、2年生ながら高円宮杯U-18プレミアリーグ・イースト2位、全国高校選手権ベスト4の原動力となった。今年度は同リーグと選手権の初優勝、将来は日本代表を目標に、プレーに磨きをかける決意だ。

 高橋は地元青森市出身。小学校の時、青森山田は鹿島MF柴崎岳(24)、同GK櫛引政敏(23)らの活躍で全国高校選手権準優勝。Jリーガーになった彼らに熱い視線を注いだ。今度は高橋が地元のサッカー少年たちから、あこがれの視線を浴びそうだ。

 高橋は「プロの夢がかなってうれしい。目標の選手は同じポジションの先輩、柴崎さん。攻撃でも守備でもチームを助ける選手になりたい」と張り切る。黒田剛監督(46)は「パスやボールコントロールにたけて視野も広い。攻撃の起点となるパスを供給し、フィニッシュまでをこなす」と高く評価する。

 その実力がプロの目に留まった。千葉の稲垣雄也スカウト担当はプレミアリーグの高橋出場の全試合を見た。「近い将来チームの中心になる選手を探した。全国を見渡して、MFでは間違いなくNO・1選手。技術レベルが高くトラップ、パスなどすべてにたけている」という。

 力量だけではない。青森山田では勉強の成績も優秀で文武両道。誠実な人柄が慕われている。高橋は2月と5月、千葉の練習に参加した。稲垣担当は「ウイークポイントを克服しようという姿勢。外国人選手とも積極的にコミュニケーションを図る。人間性に感心した。プロとしての伸びしろを感じる」という。

 高橋は「千葉は雰囲気が良く、プロとして自信を持ってプレーできそう。その前に青森山田でプレミアリーグ、選手権の初優勝を達成したい」と闘志満々だ。【北村宏平】

 ◆高橋壱晟(たかはし・いっせい)1998年(平10)4月20日、青森市生まれ。造道小時代は青森FCでプレー。青森山田中1年でU-13日本選抜、2年で全国中学大会優勝(大会優秀選手)、3年でU-15日本代表候補。青森山田高2年で高円宮杯U-18プレミアリーグ・イースト2位(8得点で得点ランキング4位)、全国高校選手権ベスト4。178センチ、72キロ。利き足は右。