お待たせしました! J2山形MF佐藤優平(25)が、今日3日のホーム山口戦で3月20日のC大阪戦以来、約3カ月ぶりの先発が濃厚となった。天童市内で行われた2日の最終調整で主力組に入り、居残り練習では黙々と30分以上もFKを蹴り続け「J3から上がった相手に負けてられないでしょ」と3戦ぶりの勝利を渇望した。

 C大阪戦で左膝前十字靱帯(じんたい)を損傷したが手術を見送り、保存療法を選択。早期復帰を果たした6月4日の横浜FC戦から5戦連続途中出場で存在感を示した。左膝には今でもテーピングが巻かれているが「痛みはない」と万全を強調する。欠場中に4バックへのシステム変更があり、本職のボランチではなく右サイドハーフとして、攻撃のスイッチ役を担う。速攻と遅攻を自在に操り攻撃にアクセントを加え、得意のFKでも見せ場をつくる。「決定的な仕事ができるように。90分間ずっとスイッチ入れっぱなしだときつい。試合を見ながらやっていきたい」と意気込んだ。