札幌が松本との首位攻防戦を制した。前半15分、FW都倉賢(30)が、MF荒野拓馬(23)の左クロスを、ヘディングで押し込み先制。7試合ぶり先発のGK金山隼樹(28)の好セーブもあり、1点を守りきった。勝ち点50一番乗り。3戦ぶりの勝利で、負ければ首位陥落の危機を乗り越えた。

 6戦ぶり得点の都倉は「金山が出た試合では今季勝てていなかった。今日は彼の素晴らしいプレーが勝ち点3につながった。チームメートとして素直にうれしい」と振り返った。

 金山は今季出場4戦目で初勝利。6月8日の松本との前回対戦では、3失点して敗れており、雪辱を果たした。「この日のためにやってきた。結果に表れてうれしい。1年ぐらいホームで勝てていなかったし、みんなと喜びを分かち合えて泣きそうになった。試合前に、全員が金山のリベンジを果たそうと言ってくれたのがうれしかった」と笑顔で振り返った。

 四方田修平監督(43)は「金山のビッグセーブに助けられた。普段から良い準備と努力をしている。そういう姿勢が大一番での好プレーにつながった」と評価した。

 また、札幌-松本戦は、鈴木大地スポーツ庁長官(49)が視察した。