「元紀」が元気に完全復活!! 今年6月に肋骨(ろっこつ)4本の骨折という重傷を負ったJ2清水FW大前元紀(26)が8日、静岡市内で開かれた大商大との練習試合で実戦復帰。後半から出場し、1得点3アシストの活躍をみせ、復活を証明した。試合も7-0で快勝。復帰戦でひときわ存在感を放ったエースは、11日に再開となるリーグ山形戦でベンチ入りする可能性も出てきた。
エース大前が異次元のプレーを見せた。負傷した6月8日のアウェー町田戦からちょうど3カ月ぶりのピッチ。後半からFWとして出場すると同30分、相手GKと1対1で冷静にループシュートを決めた。相手GKをあざ笑うかのような鮮やかな一発で、復帰後初ゴールを挙げると、その後も別格のプレーを連発した。
「ケガする前と感覚は変わらなかった」(大前)。同34分には絶妙なスルーパスで5点目を演出した。39、41分にはセットプレーから追加点をアシスト。チーム3点目の起点となったパスを含めれば、後半の45分間で全5得点に絡む活躍だった。試合後、エースは「前の選手は得点に絡むのが普通。久しぶりにゲームができてよかった」と充実した表情を見せた。
小林伸二監督(56)は頼れる主将のカムバックを手放しで喜んだ。11日のホーム山形戦の起用についても「ベンチにいるだけでも相手は嫌」とメンバー入りを示唆した。今季は残り12試合で現在5位。1試合も無駄にできない状況下でのエース復帰は、チームにとって大きなプラス材料だ。大前は「山形戦に間に合うようにやってきた。前から走って、点を取って、チームを勝たせたい」と強調。リーグ終盤に向け「元紀」が「元気」になって戻ってきた。【神谷亮磨】



