磐田の高卒2年目DF石田崚真(20)は明日17日のアウェー鹿島戦でリーグ戦初先発する可能性が高まった。15日、磐田市内での紅白戦に出場し、主力組の左MFで起用。積極的に攻撃に参加し、ゴール前にクロスを入れてチャンスを作った。過去には年代別の日本代表で活躍しており、豊富な運動量と体の強さが持ち味。「チャンスがきたら、アシストできるようにがんばりたい」と意気込みをみせた。

 第2ステージの3試合で途中出場と経験を積んだ。前節神戸戦(3-4)では後半ロスタイムの失点にからんだ反省が胸にある。名波浩監督(43)からも「試合に出るだけで満足しているんじゃないか」と叱咤(しった)された。最近の練習に取り組む姿勢や調子を考慮し、主力組に入れた同監督は「平常心でやれている。プラスアルファ(の結果)を期待したい」と話した。【保坂恭子】