神戸が第2Sの優勝戦線から1歩後退した。ホームで柏に1-1のドローで、8月13日東京戦から続いた連勝は4でストップ。第2Sは5位に後退し、残り5戦で首位との勝ち点差は3から5に開いた。ネルシーニョ監督は「ハードな試合になるのは覚悟していた」と険しい表情。MF藤田も「第2Sのタイトルを取るためには、勝ち点1では足りなかった」と悔しそうだった。

 それでも、負けなかったことでクラブ初タイトルへの望みはつながった。1点を追う後半43分にFWレアンドロが起死回生の同点弾。得点王争いに加わる今季16点目を挙げたブラジル人エースは「勝ち点1しか取れなかったのは残念。だが、後退はしていない。現状維持だ」とキッパリ。藤田は「同点にしたのを前向きにとらえたい」。大逆転優勝へ、諦めない姿勢を強調した。【益子浩一】