昨季Jリーグと天皇杯を制した鹿島が、今季初黒星を喫した。今大会第2戦でバンコク・ユナイテッドに3-4。主将のMF小笠原満男(37)やエースFW金崎夢生(27)ら主力組も今季初先発したが、前半だけで4失点。新加入選手らを含めた攻守の連係不足が目立ち1勝1敗に終わった。2チーム合計で争う対抗戦は、3勝1敗でJリーグが制した。

 プロ20年目のMF小笠原は、今季初出場も黒星発進となった。ボランチで新潟から加入したMFレオ・シルバとコンビを組んだが、相手のミドルシュートに寄せきれず失点するなど、前半だけで交代。直接FKを決めたレオ・シルバは「悔しさしかない。これを教訓として、次の試合に向けて改善したい」と4失点を反省。元ブラジル代表MFレアンドロが、移籍後初ゴールを決めるなど、攻撃陣の定位置争い激化を予感させた。

 ◆Jリーグ・アジアチャレンジinタイ・インターリーグ杯 日本とタイの修好130周年を記念して初開催。日本からは鹿島と横浜、タイからは昨季タイリーグ2位のバンコク・ユナイテッドと同10位スパンブリが参加。同国クラブ同士は対戦せず、合計勝ち点獲得の多い国が優勝となる日タイ対抗戦。延長戦はなし。勝ち=3、分け=1、負け=0。1試合8人まで交代可能。