セレッソ大阪MF秋山大地(22)が、仁川(韓国)との練習試合で初めてキャプテンマークを巻いた。ボランチでフル出場。相手がボールを持つと激しく奪いにいくなど存在感を見せた。

 下部組織育ちのプロ5年目。同期にはFW南野(ザルツブルク)がいる。南野同様に下部組織時代から期待を受けてきたが、昨季は負傷にも苦しみJ2で2試合の出場にとどまった。秋山は「これまでキャンプからしっかり(練習を)できたことがなかった」。

 日本代表MF山口やブラジル人MFソウザらボランチの競争は激しいものの、今季はタイ1次合宿、宮崎2次合宿を終えて尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督が認めるほどの仕上がりだ。22歳は「開幕でベンチ入りしたいとこれまで以上に思っている」と力強く話した。

 この日は35歳DF茂庭や30歳DF田中らベテラン勢も先発に名を連ねる中、キャプテンマークを巻いた。茂庭が責任感を持たせるために「若手に任せた方がいい」と監督に申し出て、指名されたのが秋山だった。本人は「まだまだ課題はあるけど(キャプテンマークを巻いて)勝てて良かった」とニッコリ。3年ぶりのJ1の舞台。25日の磐田との開幕戦(ホーム)に向けて、秋山はアピールを続ける。