埼スタでの惜敗をレベルアップの糧にする。北海道コンサドーレ札幌の四方田修平監督(44)が23日、2-3で敗れた浦和レッズ戦から一夜明け「内容的に力の差を感じたが、勝ちに持っていける確率はある」と強い口調で話した。第一に、奪いに行く方法について改善点を挙げ「怖がっていたわけではないが、前半はボールに行く意識が足りなかった。これは僕の伝え方で変えられた」と自らも反省した。

 積極的に圧力をかけながらピンチの数を減らす。シュート数6対20と攻め込まれたが「10回大きなピンチがあればゼロで抑えるのは難しい。そこを減らす努力をしていければ差は埋められる」と説明した。

 攻撃面では兵藤、福森が初ゴール。前節まではチームの6点中、都倉が4点と偏っていたが、進化の兆しが出てきた。「成功体験をした者もいるし選手は手応えをつかんでいるはず」。J1首位相手に得た教訓を、残留への力に変える。