新潟県教育委員会は22日、中高一貫の県立中等教育学校の教頭が、フットサルチームにわざとオウンゴールで負けるように指示した問題で、「学校や県の教育に対する信用を失墜させた」として教頭を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 県教委には「責任を取らせるべきではないのか」などの多数の抗議がメールや電話で寄せられていたという。

 県教委などによると、教頭は1月、県内の大会の予選リーグで、1位で通過すれば決勝トーナメントで相性が悪いチームと対戦する可能性があったため、2位通過を狙い故意に負けるよう指示。チームは6点連続のオウンゴールなどで0対7で大敗。だが決勝トーナメント初戦で敗れた。

 教頭はその後、チームの指導を外れ、日本サッカー協会から1年間の活動停止処分を受けた。(共同)