G大阪の金森喜久男社長は8日、2011年の完成を計画している本拠地の新競技場の建設費用はスポンサー企業やサポーターなど民間の寄付で全額を賄う方針を明らかにした。これまでの行政が主導した競技場建設とは異なり、画期的な試みとなる。

 金森社長によると、新競技場の候補地は大阪府吹田市の万博記念公園など複数あり、サッカー専用で、収容人員は3万2千人から4万人程度までを見込んでいる。公共施設として、大阪府から借りる形を考えているという。

 Jリーグ開幕時から本拠地としている吹田市の万博記念競技場は施設の老朽化が進み、2万1000人と収容力が低く、国際サッカー連盟(FIFA)が設ける国際基準を満たしていない。