Jリーグは22日、東京都内でJ1、J2臨時合同実行委員会を開き、東日本大震災の影響で中断したJ1、J2を4月23日に再開することを決めた。4月中は東京電力と東北電力管内でのナイター開催を取りやめ、5月以降もデーゲーム中心で調整する。

 大東和美チェアマンは中断中の試合を消化するため、日本代表の南米選手権(7月1~24日・アルゼンチン)出場辞退を日本協会に求めていく方針を示した。

 原則的にホーム試合は本拠地の競技場で実施するが、深刻な震災被害を受けたクラブは状況に応じて東京・国立競技場など代替競技場を利用することになった。J1仙台、鹿島、J2水戸は再開が遅れる可能性もある。

 同委では(1)公共の利益(2)安全かつ楽しめる環境の確保(3)ホーム試合を本拠地で開催するめどが立ち、練習やアウェー試合の移動に支障がないこと-を条件に再開時期を協議した。

 J1、J2は3月5、6日に第1節を実施後、11日の地震発生を受けて3月中の全公式戦を延期した。J1は第7節、J2は第8節からの再開となる。

 また、ヤマザキナビスコ・カップは1次リーグの第1~4節までが延期となる。このため、大会方式変更も検討されている。