J1浦和は11日、日本代表DF槙野智章(24)をドイツ1部リーグのケルンから、来年1月1日までの期限付きで獲得すると発表した。広島時代に指導を受けたペトロビッチ監督がことし浦和の指揮を執り、その戦術を浸透させるための役割を期待されている。

 槙野は昨年1月、J1広島からケルンに移籍した。契約は来年夏まで残っているが、入団以来出場機会に恵まれない状態が続いており、現地では放出の可能性が高いことが報じられていた。

 槙野は守りだけでなく攻撃力も備える。2006年から5シーズンプレーした広島ではJ1で86試合に出場し、13点を挙げた。10年にはJリーグのベストイレブンにも選ばれた。

 槙野はチームを通じ「この度浦和レッズに1年間の期限付き移籍をする事になりました槙野智章です。恩師であるペトロヴィッチ監督の下、ドイツでの経験を活かし、浦和レッズの選手とスタジアムを埋め尽くす浦和サポーターの皆さんと共にチームの勝利に貢献したいと思います」とコメントした。