<仙台4-0東京>◇第7節◇21日◇ユアスタ

 右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で戦列を離れていた仙台MF梁勇基(30)が、今季初出場を果たした。4点リードの後半45分から出場し、積極的なプレーで5点目を狙うなどまずまずの動きを見せた。試合前から“梁勇基コール”が起きるなど抜群の人気を誇る背番号10の復帰に、スタジアムは大きく沸いた。「あらためて素晴らしいスタジアムだと思った。これだけ長いことサッカーから離れるのは初めてだったけど、サッカーの楽しさとか、サッカーをやりたい気持ちを思い起こさせてくれた。ケガをプラスにとらえて、チームがどんどん勝っていけるように、その力になれるように頑張りたい」と巻き返しを誓った。

 手倉森誠監督(44)も「次の節からは十分スタメンの可能性がある」とひと安心した様子だった。