J2福岡の資金繰りが悪化している問題で、Jリーグの大河正明管理統括本部長が16日、東京都内で記者会見し「現経営陣に頑張ってもらい、今シーズン末までを乗り切ってもらうしかない」と経営努力を求め、静観する姿勢を示した。

 給与を払えなくなる可能性が生じている点には「一度給与の未払いが起きたというだけで、クラブライセンスが剥奪されることはない」とした。

 Jリーグはリーグ参加資格の条件となる「クラブライセンス制度」で福岡にJ1ライセンスを交付しており、財務状況の報告も受けている。大河本部長は「資金繰りが苦しいことは把握しているが、資金がショート(不足)するという報告は受けていない」と話した。