<J1:鹿島1-0横浜>◇第24節◇20日◇カシマ

 鹿島のMF遠藤康(26)が左足の豪快なミドルシュートを突き刺し、チームに勝ち点3をもたらした。

 試合巧者の横浜との緊迫感ある一戦で、前半38分にMF土居聖真(22)のトリッキーなパスを受けると左足を一閃(いっせん)。「打った瞬間は分からなかったけど、ボールの行方を見てたら入るかなと思った」と振り返った。

 13日の大宮戦でリーグ戦10試合ぶりに黒星を喫した。前半の好機をいかせずセットプレーから決勝点を献上するという悔いの残る黒星だっただけに「このままじゃいけないと気付いた選手もいると思う。いい試合をしていてもセットプレーでやられたってことは慢心とかがあったと思う。セレーゾ監督もミーティングを2時間くらいやって、それを言われた」と言う。

 ただ、その悔しさで逆にチームが引き締まり、完封勝利。首位浦和に追いつき追い越すためにも、負けられない戦いが続く。