鹿島が7日、茨城・鹿嶋市のクラブハウスで年内最後のミーティングを行い、今季の全体活動を締めくくった。

 前日6日の最終節(カシマ)で鳥栖に0-1で敗れ、暫定3位で終了。逆転優勝を逃した上、今季限りで引退するDF中田浩二(35)の最終戦を勝利で飾ることができなかった。

 試合後、涙を流して悔しがった日本代表DF昌子源(21)は「テレビに映ったみたいで『源の涙に、もらい泣き』とかメールがいっぱい来た」と照れ笑い。状況について「最初は泣かへんと思ったけど、浩二さんの姿が見えたら急にウルッときた。最低でも勝利を届けたかったので。でも、隣を見たらナオ(武闘派で知られるDF植田直通)が泣いてた。『えっ、こいつも泣くんや』とビックリして泣きやんだ」と笑った。

 今季は全34試合に先発出場。日本代表にも選ばれるなど飛躍のシーズンとなった。「自分も予想できなかった。毎試合、1つ2つのことを学びながら成長できたし、早く試合したい」と来季を待ちわびていた。