J1磐田のMF河村崇大(28)が、みそぎの一戦に臨む。17日の東京戦(ヤマハ、午後2時開始予定)で、河村が退場処分となった3日の清水戦以来、3試合ぶりに復帰する。出場停止だった6日川崎F戦、体調不良で欠場した10日新潟戦と連敗。さらに不在の間は、好調だった相棒MF上田康太(22)のアシストも止まってしまった。責任を痛感するボランチが、上田のアシストを陰で支えて勝利をもぎ取りに行く。
目の色を変えて、ボールを追っていた。何度も、指示の声を張り上げた。3試合ぶりに出場する東京戦。「必死にやります。取り返せるように頑張ります。(チームに)迷惑をかけたんで、もうかけられない」。河村は、自らに言い聞かせるように語気を強めた。
連敗に、誰よりも強い責任を感じていた。清水戦の後半20分に退場すると、出場停止だった翌節の川崎F戦は1-4で大敗した。「清水戦で、僕が退場してみんなを疲れさせてしまったから」。その借りを返そうとした前節の新潟戦は、試合前々夜に腹をこわした。無理をすれば出られた。だが、何も食べられず、フル出場は臨めない体。内山監督に止められて断念した。選手交代を余儀なくされた試合は、0-1で敗れた。
「全部オレのせいです。だから、サボらず走って、信頼を取り戻したい」。決意を秘めた、この1週間。言動に、自覚がにじんだ。同じボランチの上田には「自由にやっていいぞ」と声をかけた。6アシストでリーグトップの相棒も、河村が退場した清水戦からバランス取りに腐心し、アシストが止まった。「前で仕事をしないと、あいつらしいプレーはできない。そのためにサポートしたい」。体を張る覚悟はできている。
リーグ中断前の最後の一戦。昨季、1度だけ喫した3連敗は5月だった。DF陣はケガ人もあって手薄な状況だが、二の舞いはできない。「良い形で終わりたい」(河村)と言う思いを、ぶつける。【今村健人】



