横浜の斎藤正治社長(58)が7日、桑原監督支持を表明した。6日の川崎F戦に敗れ、チームはリーグ戦3連敗。順位も14位に沈み、同監督の進退問題に発展する可能性が浮上した。だが同社長はこの日、横浜市内のクラブハウスで「今のところ、監督を代える考えはない。代えたからといって、すぐにチームが良くなるわけでもないでしょう」と言い切った。

 斎藤社長は昨年末の同監督招聘(しょうへい)の際に自ら面談を行い、2年契約を承認した。リーグ6試合未勝利のスランプにも「J中断期間中の練習内容は非常に良かった。選手たちも同様の感想だった。あとは結果だけ」と信頼していることを強調した。さらに「すぐに本人と話がしたい」と話すなど、同日中に桑原体制支持を伝え、今後の立て直し策について、話し合いを持ったとみられる。もちろん今後も低迷が続けば、本格的な進退問題に発展する恐れはある。非常事態を避けるためにも、まずは13日の新潟戦で白星をもぎ取りたいところだ。