<ナビスコ杯:(2)清水2-1鹿島(1)>◇6日◇準々決勝第2戦◇日本平※カッコ内は2戦合計得点
清水が2-1で鹿島を撃破。第1戦が0-0だったため、合計勝利数で清水の準々決勝突破が決まり、5年ぶりに準決勝へ駒を進めた。DF岩下敬輔(21)とMF兵働昭弘(26)が挙げた得点を、1失点でしのぎきった。昨季2冠の王者を下し、タイトル奪取へ向けて大きなヤマを1つ越えた。
5年ぶりに、清水が4強の扉を開いた。前半16分にDF岩下のゴールで先制。後半3分には、MF兵働が約25メートルのミドル弾を決めた。守っても、好セーブを見せたGK西部を中心に1失点で踏ん張った。勝利の瞬間、長谷川監督は両手でこん身のガッツポーズ。「なんとか勝ったね。気持ちいいね」と笑った。
乗り越えなくてはならない壁だった。この試合まで、長谷川政権での対鹿島の公式戦は通算1勝4分け5敗。昨季は最終節で0-3で敗れ、目の前で逆転Vの胴上げを見せつけられた。「あの悔しさは忘れてほしくない」(長谷川監督)。あれから約8カ月。予選リーグ1位通過なら、予選免除の鹿島と準々決勝で対戦することが決まっていた。それでも「鹿島を倒さないといけない」と、指揮官は1位通過にこだわった。
準々決勝では結果にこだわる戦い方をとった。アウェーの第1戦は超守備的で0-0。鹿島の選手からは「守備的すぎる」との声が上がった。だが、指揮官は「そういう戦い方は想定内。勝てばいいんでしょって感じ」と意に介さなかった。「鹿島を倒さないといけない」。頂上だけを見据えた戦い方を貫き、シナリオ通りに準々決勝を突破。「鹿島を倒してタイトルを取ろうと言っていた。昨年の王者を倒せて、これ以上にない結果」と指揮官。大きな壁を1つ、乗り越えた。
準決勝の相手はG大阪に決まった。第1戦(9月3日)まで約1カ月。「タイトルを取ると大会前から宣言していた。有言実行になるよう戦っていきたい」と長谷川監督。難敵撃破で得た手応えを胸に、リーグ戦でも反撃に出る。【浜本卓也】



