<天皇杯:道都大4-1尚美学園大>◇13日◇1回戦◇札幌厚別

 5年ぶり6度目出場の道都大が4-1で尚美学園大(埼玉)を下し、道勢では3年ぶりに1回戦突破を果たした。前半7分に先制点を許したが、同20分にDF高橋良信(3年)が押し込み同点とすると、FW浅井達郎主将、FW松永康司の4年生2トップが機能し、2人で3得点を挙げ、突き放した。

 天皇杯出場を決めた知事杯決勝では、延長で東海大北海道を下したが、苦しい展開を2年生に救われた。後輩に対する意地もあった。尚美学園大の詳細なデータは入手できなかったが、2人で試合前に「高さがあるので浅井の頭のこぼれ球を裏に回った松永が拾う」ことを確認した。前半21分にまず浅井が逆転ゴール。その8分後には今度は松永がGKのこぼれ球を押し込み3点目。後半20分にはまたも松永が、浅井が頭で落としたボールに反応し、試合を決定づける4点目を奪った。

 今春から先発に定着した松永は、入学時からチーム練習後に学校のトレーニングルームや市内のジムに通い、筋トレを欠かさなかった。「体重は入学当時と変わらないが、胸は筋肉が付き3センチは胸囲がアップした」と、全国出場を見据え、当たり負けしない体をつくってきた。浅井は「相手はつなぐサッカーという情報はあったけど、回すペースが同じだったのでやりやすかった」と話した。

 次ぎは道勢30年ぶりの2勝目をかけ、田代正信監督(47)の母校でもある国士大と福島ユナイテッドFCの勝者と21日に札幌厚別で対戦する。田代監督は「できれば母校とやりたいですね」と意欲を見せた。【長場政美】